「1.従業員能力の向上」「2.経営効率の向上」「3.顧客満足度の向上」で顧客数を増加させる環境整備!

「1.従業員能力の向上」「2.経営効率の向上」「3.顧客満足度の向上」

経営コンサルタントイディアルシーク㈱

〒700-0927 岡山市北区西古松2-26-22

 教育環境導入作成資料 パン製造業 施設介護業 卸売業(食品・菓子・雑貨等)

能力評価シート パン製造業 アパレル業 在宅介護業 施設介護業 ホテル業 プラスチック製品製造業 金属プレス加工業

パン製造業 全職務共通 レベル:一括印刷用

1.企業ビジョンに基づく業務の推進及び諸ルールの遵守 レベル1

仕事を遂行するうえで必要な基本事項や各種ルールを理解し、これを遵守する能力

①経営理念と経営戦略の理解

○上司や先輩の示す会社のビジョンや理念を理解し、その実現を目指して業務を遂行するよう心がけている。

②諸ルールの遵守

○遅刻や欠勤をしないなど、就業規則などの社内規程を理解し、これを遵守している。
○会社や工場の定める安全規程の内容を正しく理解し、これに沿った行動をとるよう努めている。
○作業場を常に整理整頓するなど、危険を誘発する要因の除去に努めている。

●必要な知識

1.就業規則等の社内規程・ルールに関する知識
2.会社の企業理念に関する知識
3.会社組織に関する知識

1.企業ビジョンに基づく業務の推進及び諸ルールの遵守 レベル2

仕事を遂行するうえで必要な基本事項や各種ルールを理解し、これを遵守する能力

①経営理念と経営戦略の理解

○上司の示す会社のビジョンや理念を理解し、その実現を目指して業務を遂行している。
○部下や後輩に対して会社のビジョンや理念を分かりやすく伝え、自ら模範的な行動を示している。

②諸ルールの遵守

○遅刻や欠勤をしないなど、就業規則などの社内規程を把握し、これを遵守している。
○会社や工場の定める安全規程の内容を正しく理解し、これに沿った行動をとるとともに、同僚や後輩がこれに反する行動をした際には改善に向けた助言を行っている。
○判断しかねる状況が発生した場合には、上司に報告・連絡・相談して指示を仰いでいる。
○社内・部門内の法令遵守を強く意識し、同僚や後輩にも遵守を促している。
○部下や後輩から安全衛生や諸ルールに関する質問を受けた場合には、自身の知識と経験を踏まえて効果的な助言を行っている。

●必要な知識

1.就業規則等の社内規程・ルールに関する知識
2.会社の企業理念に関する知識
3.会社組織に関する知識
4.会社を取り巻く法令と規範に関する知識
5.会社及び部門の経営戦略・行動目標に関する知識

1.企業ビジョンに基づく業務の推進及び諸ルールの遵守 レベル3 レベル4

仕事を遂行するうえで必要な基本事項や各種ルールを理解し、これを遵守する能力

①社会経済動向やビジネス動向の把握

○新聞、ニュースなどから社会経済全般に関する情報を入手し、自社の経営と関連付けて理解・整理している。
○業界動向やビジネス全般について、取引先、お客様など様々な手段を通じて情報・知識を絶えず入手している。

②経営理念と経営戦略の理解

○パンに対する地域のお客様ニーズを的確にとらえ、自社・自店舗の「売り(特徴)」(手づくり・焼きたて、原材料や安全性へのこだわり、お値打ち価格など)を明確にしている。
○会社のビジョンや理念を日頃から意識するとともに、ビジョンや理念に合わせた職務行動、商品構成、店舗内外装などを実現している。
○5年先、10年先の夢やビジョンを描き、従業員、お客様、取引先などに的確に伝えている。

③諸ルールの遵守

○企業ビジョンや経営戦略に基づき、就業規則など組織の規律や社内規程を作成し、その重要性を社内に周知するとともに、組織全体としてこれを守ることを推進している。
○企業倫理やコンプライアンス(法令遵守)の重要性を認識し、自ら企業ビジョンに沿った行動をとるとともに、部下や同僚がこれに反する行動をした際には改善に向けた助言と指導を行っている。
○パン屋にとって、地域と交流し、地域に愛されることが重要であることを認識し、企業の利益と地域公共の利益が矛盾することがないように、企業倫理に基づいた適切な判断を行っている。

④企業ビジョンに応じた経営の改革

○経験と勘に頼ることなく、各種管理向けの計数化やシステム化を実施し、ムリ・ムダ・ムラのない効率的な経営を実現するべく、日々努力・工夫をしている。
○生産性を高くして、成果が上がる製造・販売方法や経営体質を身につけるべく、日常業務においてコスト削減や生産性向上に向けた工夫を行っている。

●必要な知識

1.就業規則等の社内規程・ルールに関する知識
2.会社の企業理念に関する知識
3.会社組織に関する知識
4.会社を取り巻く法令と規範に関する知識
5.会社及び部門の経営戦略・行動目標に関する知識
6.国内の社会経済に関する一般知識
7.グローバル社会経済に関する一般知識
8.ビジネス及び経済環境に関する知識
9.関連業界の市場動向に関する知識
10.財務諸表を通じた事業の理解
11.マネジメント全般に関する知識

2.安全衛生の推進 レベル1

お客様の安心や商品の安全性を高めるため、安全衛生規程や各種ルールを守りながら安全に作業を推進する能力

①器具・備品の維持保管

○[製造職種の場合]ミキサー、オーブン、食型など、器具・備品の取扱方法、洗浄・消毒方法、保管場所、保管方法を理解し、衛生的な方法で使用・保管している。
○[販売職種の場合]トング、トレイ、バスケットなど、器具・備品の取扱方法、洗浄・消毒方法、保管場所、保管方法を理解し、衛生的な方法で使用・保管している。

②安全・衛生・クレンリネスの推進

○定められた基準と手順に従って手際よく作業場や売場の清掃を行い、職場の4S(整理、整頓、清掃、清潔)を推進している。
○食品安全の3原則(菌をつけない、殺す、増やさない)を守っている。
○日頃から心身の健康を自己管理し、事故防止に努めている。
○[製造職種の場合]衛生維持に常に注意を払い、天井、床、排水口、冷蔵庫、ホイロなど、作業場、器具・備品の清掃を定められた基準と手順に従って行っている。
○[製造職種の場合]パン製造工程において、異物や雑菌が混入しないように注意を払っている。
○[販売職種の場合]衛生維持に常に注意を払い、天井、床、陳列棚、トレイ、ビニール袋など、作業場、器具、備品の清掃を定められた基準と手順に従って行っている。
○[販売職種の場合]社内規程に従って、賞味期限の切れた商品や不良品などを処理している。
○[販売職種の場合]床が滑らないよう清掃しておく、什器の角がお客様の衣服に引っかからないように工夫するなど、店内でのお客様の安全確保を徹底している。

③服装・身だしなみ

○お客様に不快感を与えない、商品への異物・雑菌などの混入を防ぐために、「手と爪を清潔にしている」「髪を後ろで束ねる」「清潔な衣服を身につけている」「帽子や三角巾を使用する」など、常に服装や身だしなみに気をつけている。
○[製造職種の場合]作業場に入るときには、送風機を使用するなどして身体を清潔にし、異物や雑菌などが混入しないように努めている。

●必要な知識

1.会社の定める安全規程に関する知識
2.安全確保に関する知識
3.安全衛生に関する知識

2.安全衛生の推進 レベル2

お客様の安心や商品の安全性を高めるため、安全衛生規程や各種ルールを守りながら安全に作業を推進する能力

①器具・備品の維持保管

○[製造職種の場合]ミキサー、オーブン、食型など、器具・備品の取扱方法、洗浄・消毒方法、保管場所、保管方法を理解し、衛生的な方法で使用・保管している。
○[販売職種の場合]トング、トレイ、バスケットなど、器具・備品の取扱方法、洗浄・消毒方法、保管場所、保管方法を理解し、衛生的な方法で使用・保管している。
○什器・備品の定物定位置管理やBGM作動などの設備点検を行い、照明・温度・湿度調節、冷蔵ケースの温度管理などについて部下や後輩に指示するとともに、その報告を受け、チェックを行っている。

②安全・衛生・クレンリネスの推進

○定められた基準と手順に従って手際よく作業場や売場の清掃を行い、職場の4S(整理、整頓、清掃、清潔)を推進している。
○食品安全の3原則(菌をつけない、殺す、増やさない)を守っている。
○部下や後輩に対して、安全衛生に関する社内及び部門規程を遵守するよう指導している。
○各部門責任者への報告・連絡・相談を行い、本部が定めた施策に対するお客様の反応や食の安全・安心に対する声を本部へ報告している。
○火災やガス事故などの発生時には、人命の安全確保を最優先し、初期消火活動など、事故対応を行っている。
○[製造職種の場合]衛生維持に常に注意を払い、天井、床、排水口、冷蔵庫、ホイロなど、作業場、器具・備品の清掃を定められた基準と手順に従って実行するとともに、部下や後輩に指示を出している。
○[製造職種の場合]パン製造工程において、異物や雑菌が混入しないように注意を払っている。
○[販売職種の場合]衛生維持に常に注意を払い、天井、床、陳列棚、トレイ、ビニール袋など、作業場、器具、備品の清掃を定められた基準と手順に従って実行するとともに、部下や後輩に指示を出している。
○[販売職種の場合]社内規程に従って、賞味期限の切れた商品や不良品などを処理している。
○[販売職種の場合]床が滑らないよう清掃しておく、什器の角がお客様の衣服に引っかからないように工夫するなど、店内でのお客様の安全確保を徹底している。

③服装・身だしなみ

○お客様に不快感を与えない、商品への異物・雑菌などの混入を防ぐために、「手と爪を清潔にしている」「髪を後ろで束ねる」「清潔な衣服を身につけている」など、服装や身だしなみに十分に気をつけているとともに、部下や後輩にも注意するよう呼びかけている。
○[製造職種の場合]作業場に入るときには、送風機を使用するなどして身体を清潔にし、異物や雑菌などが混入しないように努めるとともに、部下や後輩にも注意するよう呼びかけている。

●必要な知識

1.会社の定める安全規程に関する知識
2.安全確保に関する知識
3.安全衛生に関する知識
4.安全教育に関する知識
5.栄養及び食品衛生の基礎理論
6.健康障害に関する知識
7.関係法規に関する知識
・食品衛生法関係法令のうちパン製造に関する
部分及び計量法(平成4年法律第51号)関係
法令のうち適正な計量の実施に関する部分

2.安全衛生の推進 レベル3 レベル4

お客様の安心や商品の安全性を高めるため、安全衛生規程や各種ルールを守りながら安全に作業を推進する能力

①器具・備品の維持保管

○器具、備品の取扱方法、洗浄・消毒方法、保管場所、保管方法に関する規程を定め、部下にその理由を説明し、徹底を促している。

②安全・衛生・クレンリネスの推進

○職場の4S(整理、整頓、清掃、清潔)を推進し、部下にも徹底を促している。
○食品安全の3原則(菌をつけない、殺す、増やさない)を守り、常に推進・改善している。
○売場巡回によって収集した情報や各部門責任者からの報告・連絡・相談を基に、安全衛生管理が徹底するよう指導している。
○火災やガス事故などの発生時には、人命の安全確保を最優先し、初期消火活動、社外の連絡・調整など、事故対応を行っている。
○衛生維持に常に注意を払い、作業場、器具・備品の清掃について、手順や水準・規程を定めて部下に徹底を促している。
○[製造職種の場合]パン製造工程において、異物や雑菌が混入しないように注意するとともに、部下にも注意を促している。
○[販売職種の場合]賞味期限の切れた商品や不良品などの処理に関する社内規程を定め、さらに店舗レベルでの規程を定めている。
○[販売職種の場合]床が滑らないよう清掃を指示する、什器の角がお客様の衣服に引っかからないように工夫するなど、店内でのお客様の安全確保を徹底している。

③服装・身だしなみ

○お客様に不快感を与えない、商品への異物・雑菌などの混入を防ぐための規程を定め、部下に徹底を促している。
○[製造職種の場合]作業場に入るときには、送風機を使用するなどして身体を清潔にし、異物や雑菌などが混入しないように努めるとともに、部下にも徹底を促している。

●必要な知識

1.会社の定める安全規程に関する知識
2.安全確保に関する知識
3.安全教育に関する知識
4.栄養及び食品衛生の基礎理論
5.健康障害に関する知識
6.関連法規に関する知識
食品衛生法関係法令のうちパン製造に関する
部分及び計量法(平成4年法律第51号)関係
法令のうち適正な計量の実施に関する部分
7.労働基準法令に関する知識
8.環境問題に関する知識
9.製造物責任(PL)に関する基本的な知識
10.食品及び食品衛生
11.安全衛生管理
12.環境保全
13.公害防止
14.設備管理の考え方
15.設備点検の方法
16.不良事項の原因及びその徴候
17.設備診断
18.設備と環境との関係

3.コミュニケーション・チームワーク レベル1

部門内外での意思の疎通を図り、連携しながら円滑に業務を遂行する能力

①情報を受け取る能力

○作業上の指示や連絡事項などで不明な点がある場合、自ら質問をして内容をはっきりさせている。
○上司や先輩の指示に対し、自分の理解に間違いがないか、確認をしている。
○人と話す時は、きちんと目を合わせて、しっかりうなずくなど、熱心に相手の話を聞いている。

②情報を伝える能力

○相手に話をする時は、目を見ながら、最初に結論を言うなど、ポイントをつかんだ話をするように心がけている。
○自身では判断が難しい場合には、上司や先輩に状況を説明して、適切な判断を仰ぐようにしている。

③目標の設定と役割の認識

○自分自身に目標を与え、会社に要求されている目標・水準に対して意欲を持って仕事をしている。
○職場で与えられた役割を十分に理解し、自分の責任を果たすために努力している。
○関係者とのチームワークを意識し、作業効率が高まるよう努めている。

●必要な知識

1.各種ビジネスマナーに関する知識
2.コミュニケーションに関する知識
3.対人関係に関する知識
4.報告・連絡・相談のポイント

3.コミュニケーション・チームワーク レベル2

部門内外での意思の疎通を図り、連携しながら円滑に業務を遂行する能力

①情報を受け取る能力

○作業上の指示や連絡事項などで不明な点がある場合、自ら質問をして内容をはっきりさせている。
○後輩や部下からの報告や意見の内容が十分に伝わっていない場合には、伝えたい内容を引き出すように会話をリードしている。

②情報を伝える能力

○聞き手の立場・状況を把握して、相手に合わせて分かりやすい話し方で話している。
○部下や後輩からの報告や意見の内容に応じて、自分で対応するのか、上司に伝えるのか、判断している。
○正しく情報が伝わっているかを、適切なタイミングを計り、相手に確認している。

③目標の設定と役割の認識

○部門の目標を理解し、必要に応じて上司や先輩に内容の確認を行うとともに、部下や後輩には、それらを分かりやすく説明している。
○部門内で与えられた役割を十分に理解したうえで責任を全うし、部下や後輩に対する模範となることを心がけている。
○担当部門の中心メンバーとして、部門内外の関係者とのチームワークを意識し、作業効率が高まるよう努めている。
○職場の雰囲気を良くするため、話し合いや親睦を深める場を設けるなどの工夫をしている。
○自分の職務以外のことに対しても関心を払い、会社全体としての利益向上に努めている。

●必要な知識

1.各種ビジネスマナーに関する知識
2.コミュニケーションに関する知識
3.対人関係に関する知識
4.報告・連絡・相談のポイント
5.自社・各部門の業務内容に関する知識

3.コミュニケーション・チームワーク レベル3 レベル4

部門内外での意思の疎通を図り、連携しながら円滑に業務を遂行する能力

①情報を受け取る能力

○部下の健康状態やコンディション(仕事上の問題を抱えていないか)などの状況を確認しながら、コミュニケーションをとっている。
○こまめに作業場や売場に足を運び、日頃からスタッフとの意思疎通を心がけ、部下の表情や態度、ニュアンスの違いにも気を配っている。

②情報を伝える能力

○聞き手の立場・状況を把握して、相手に合わせて分かりやすい話し方で話している。
○正しく情報が伝わっているかを、適切なタイミングを計り、相手に確認している。

③目標の設定と役割の認識

○全社的な経営戦略との整合性を確認しながら部門目標を設定するとともに、部下には、これをわかりやすく説明し部門内での共有化を図っている。
○部下からの意見を適切に吸い上げて、部門目標の設定に反映させている。
○生産量や販売量の予想をたて、部門内の意見調整を図りながら目標を修正している。
○部下の性格や長所・短所などの個性を把握し、一人ひとりが自分の役割分担を確実に理解するような仕組みづくりをしている。
○職場の雰囲気を良くするため、話し合いや親睦を深める場を設けるなどの工夫をしている。

●必要な知識

1.各種ビジネスマナーに関する知識
2.コミュニケーションに関する知識
3.対人関係に関する知識
4.報告・連絡・相談のポイント
5.自社・各部門の業務内容に関する知識
6.各工程の業務プロセス(作業)に関する
知識
7.社内外の業務分担構造に関する知識(内製
している部分と外注している部分の把握等)

4.クレーム対応 レベル1

クレーム防止策や対応基準を把握し、発生時に適切な対応に務めることでお客様満足度の維持・向上を図る能力

①クレームの防止管理

○お客様などからのクレームが店舗経営や企業イメージに与える重要性を理解している。
○返品や交換に関する社内規程を厳守し、クレームの発生を未然に防ぐよう努めている。

②クレームの受付・処理

○社内規程に従って自ら対応できるクレームの範囲を理解し、適切に対応している。
○定められた処理範囲を超えたクレームに対しては、勝手な判断で不用意な応対、発言をしたりせず、社内規程に従って受付を行い、速やかに上司や先輩に連絡している。

●必要な知識

1.会社の企業理念に関する知識
2.接客ルール
3.TPOに応じた会話
4.商品知識
5.顧客ニーズ(お客様の目線等)に関する知識
6.クレームが与える企業イメージ、経営等に対す
る影響

4.クレーム対応 レベル2

クレーム防止策や対応基準を把握し、発生時に適切な対応に務めることでお客様満足度の維持・向上を図る能力

①クレームの防止管理

○お客様などからのクレームが店舗経営や企業イメージに与える重要性を理解し、部下や後輩にも注意するよう呼びかけている。
○問題となりやすいクレームの内容、発生原因や対応に係る事例、関連する各種法令、社内規程を理解している。
○[販売職種の場合]投書箱の運用管理、売場担当者の接客対応管理の徹底など、クレーム防止に向けた取組みを行っている。

②クレームの受付・処理

○社内規程に従って自ら対応できるクレームの範囲を理解し、適切に対応している。
○定められた処理範囲を超えたクレームに対しては、勝手な判断で不用意な応対、発言をしたりせず、社内規程に従って受付を行い、上司や先輩に報告し、自店対応が可能なものか、あるいは本部対応や全店への連絡が必要なものかなどの判断を仰いでいる。

③評価と改善

○発生したクレームについて発生原因を上司や先輩とともに追究・分析し、クレーム防止・対応体制の見直し、マニュアル改善のための提案など、再発防止に向けた対策を行っている。

●必要な知識

1.会社の企業理念に関する知識
2.接客ルール
3.TPOに応じた会話
4.商品知識
5.顧客ニーズ(お客様の目線等)に関する知識
6.クレームが与える企業イメージ、経営等に対す
る影響
7.各種法令に関する知識

4.クレーム対応 レベル3 レベル4

クレーム防止策や対応基準を把握し、発生時に適切な対応に務めることでお客様満足度の維持・向上を図る能力

①クレームの防止管理

○お客様などからのクレームが店舗経営や企業イメージに与える重要性を理解し、全社での品質管理との関係も考慮しながら職務を遂行するとともに、部下にも徹底を促している。
○問題となりやすいクレームの内容、発生原因や対応に係る事例、関連する各種法令、社内規程に基づき、常に食品衛生・安全衛生・事故防止の維持・管理に努めている。
○店舗内外の関係諸機関との連携をとりながら、クレームの発生を想定した各部門や全社での体制づくりを行っている。
○[販売職種の場合]投書箱の運用管理、売場担当者の接客対応管理の徹底など、クレーム防止に向けた取組みを行っている。

②クレームの受付・処理

○クレームが発生した場合には、部下からの報告などをもとに、社内規程に従って対応を行うとともに、自店対応が可能なものか、あるいは本部対応や異物混入のように全店への連絡が必要なものかなどの判断を行い、本部や保健所・デパートなど関係諸機関に迅速に連絡を行っている。
○クレームの内容に応じて、お客様への誠意ある対応・謝罪を行い、事態の収拾を図っている。

③評価と改善

○発生したクレームについて発生原因を追究し分析するとともに、関係者からの指摘などを収集して対応方法の妥当性を評価している。

●必要な知識

1.会社の企業理念に関する知識
2.接客ルール
3.TPOに応じた会話
4.商品知識
5.顧客ニーズ(お客様の目線等)に関する知識
6.クレームが与える企業イメージ、経営等に
対する影響
7.各種法令に関する知識

5.技術・技能の向上 レベル1

更なる高度なレベルを目指して自らの技術・技能を磨いていく能力

①技術・技能の向上

○担当業務について、上司や先輩に聞きながら、技術・技能の向上に取り組んでいる。
○与えられたテキストや作業標準書などを用いて、指示されたことを勉強するなど、真摯に学ぶ姿勢を持っている。
○継続的な技術・技能の向上に取り組み、同僚に模範を示している。

●必要な知識

1.担当業務の最新動向に関する知識
2.製パン技術・理論に関する知識

5.技術・技能の向上 レベル2

更なる高度なレベルを目指して自らの技術・技能を磨いていく能力

①技術・技能の向上

○担当業務について、上司や先輩の仕事ぶりからその仕事のコツを学ぶなど、日頃から技術・技能の向上に取り組んでいる。
○与えられたテキストや作業標準書などを用いて、指示されたことを勉強するなど、真摯に学ぶ姿勢を持っている。
○自分の担当する仕事以外にも積極的に興味・関心を持ち、担当業務に活かすなど、効率的な仕事のやり方について、常に考えながら仕事をしている。
○積極的に社内外の他の技術・技能者と交流し、知識やノウハウの更なる習得に努めている。
○継続的な技術・技能の向上に取り組み、部下や後輩に模範を示している。

●必要な知識

1.担当業務の最新動向に関する知識
2.製パン技術・理論に関する知識
3.販売技術に関する知識
4.会社及び部門の経営戦略・行動目標に関する
知識
5.指導スキルに関する知識
6.効果的な説明の仕方に関する知識

5.技術・技能の向上 レベル3 レベル4

更なる高度なレベルを目指して自らの技術・技能を磨いていく能力

①技術・技能の向上

○独自の学習法によって技術・技能を磨いていくなどして、継続的に技術・技能の向上に取り組むとともに、周囲に模範を示すことで、職場内及び社内全体の能力向上や環境づくりに寄与している。
○既存の枠にとらわれず食材(産地・効用など)や料理全般に関する知識を有し、それらを活用している。
○積極的に社内外の他の技術・技能者と交流し、知識やノウハウの更なる習得に努めている。
○不測の事態に対して冷静に対応できる高い技術・技能を有している。
○[製造職種の場合]これまでの経験と技術を活かし、お客様により喜ばれるような、創造性豊かな手づくりの持ち味を活かした高品質のパンをつくるよう心がけている。
○[販売職種の場合]店舗全体でお客様の購買を促進するためにより効果的かつ親切・丁寧な販売を目指し、お客様のニーズに迅速に対応できるよう常に心がけている。

●必要な知識

1.担当業務の最新動向に関する知識
2.製パン技術・理論に関する知識
3.販売技術に関する知識
4.全社及び部門の経営戦略・行動目標に関する
知識
5.指導スキルに関する知識
6.効果的な説明の仕方に関する知識
7.料理全般に関する知識

6.技術指導・育成 レベル2

後進を育成し、技術・技能を伝達していく能力

①技術・技能の指導・育成

○日頃から部下や後輩の仕事ぶりをみて、改善できるポイントを教えている。
○指導の途中で理解度や技術・技能レベルを随時確認しながら、指導内容やスピードを調整し、計画的にアドバイス・指導を行っている。
○部下や後輩に質問された場合には、自分が知り得る範囲において適切な回答を行い、分からないことは誰に聞けばよいかを教えている。
○言葉で伝える(音声)、見せて伝える(映像)、体験させる、自分で工夫させる(盗ませる)など、多様なアプローチを組み合わせて、部下や後輩の育成を行っている。

●必要な知識

1.担当業務の最新動向に関する知識
2.製パン技術・理論に関する知識
3.工場方針の理解
4.店舗方針の理解
5.作業指導に関する知識
6.教育訓練計画のたて方及び教育訓練の実施
7.仕事の教え方
8.改善の仕方
9.人の扱い方
10.教育訓練の方法

6.技術指導・育成 レベル3 レベル4

後進を育成し、技術・技能を伝達していく能力

①技術・技能の伝承

○指導の途中で理解度や技術・技能レベルを随時確認しながら、指導内容やスピードを調整し、能力段階に応じた指導方法を実践している。
○部下に技術・技能の奥深さや面白さを教えるなど、内発的な動機付けを行い、自己啓発を促している。
○テーマを与える、問題点を想起させ自ら考えさせるなど、自らが有している技術・技能を部下が習得できるよう、分かりやすい方法で伝えている。

●必要な知識

1.担当業務の最新動向に関する知識
2.製パン技術・理論に関する知識
3.工場方針の理解
4.店舗方針の理解
5.作業指導に関する知識
6.教育訓練計画のたて方及び教育訓練の実施
7.仕事の教え方
8.改善の仕方
9.人の扱い方
10.教育訓練の方法

7.予算策定とコストのマネジメント レベル3 レベル4

担当部門の予算策定や費用管理など、資金面での経営資源をマネジメントする能力

①予算の策定

○自社の収益構造、財務状況、予算策定プロセス、担当部門に期待されている役割などを正しく把握している。
○組織内の業務内容や作業スケジュールをきめ細かく検討し、過大でも過小でもない適正な予算案の策定を行っている。

②予算管理の推進

○業務の進捗状況とこれに対応した経費の支出状況を常に把握している。
○全社ベースの予算・実績推移(売上高、粗利益、人件費、物件費、営業利益等)を把握し、全社予算目標達成のため、本部・他部門と調整し効果的な販促面の対策を実施している。
○複雑な状況を観察・分析して、予算目標達成に向けた問題点を究明し、解決に向けた合理的判断に結びつけている。

③評価と検証

○数値化できる部分については、組織目標の成果を費用対効果の面から可能な限り客観的に評価している。
○当期の経費支出状況を検討し、無駄な支出や非効率な支出がないか分析して次期に向けた改善策を講じている。

●必要な知識

1.予算策定と管理に関する知識
(予算積算法、予算見積等)
2.財務諸表の読み方に関する知識
(損益計算書、賃借対照表、キャッシュ
フロー計算書)
3.管理会計に関する知識
(損益分岐点分析、コスト分析等)

8.組織と人のマネジメント レベル3 レベル4

担当組織の人的資源を適切にマネジメントしながら、業務目標の達成に向けて組織を統率する能力

①組織のマネジメント

○シフト表を通じて、社員及びパート・アルバイトの総稼動時間などの予定と実績の管理(予実管理)を行っている。
○従業員の定着を図ることからも、数週間~1ヶ月単位でのシフト管理を行っている。
○目標達成のための人材要件を明確化し、組織の要員計画を作成している。
○部下の専門性、経験、性格などを勘案し、その役割分担と人員配置の最適化を図っている。
○定期的にミーティングを行いメンバーに発言の機会を与えるなど、組織内の議論の活性化やコミュニケーションの増大に向けた取組みを行っている。
○部下の仕事量のバランス、達成期待などを常にチェックしている。
○部下に対し、企業の目標やビジョン、道筋を示すとともに、目標達成に向けた支援を行っている。
○組織内に蓄積された知識やノウハウを共有化するための試みを行っている。

②人材のマネジメント

○社内規程に沿って公正な人事考課を行っている。
○部下の仕事ぶりを常に把握し、過労防止や安全衛生の観点から、時宜を得た助言や指導を行っている。
○部下の能力や適性を把握し、各人のキャリア・プランの作成に向けた助言や支援を行い、具体的な能力開発の方法を提示している。

●必要な知識

1.組織文化の機能
2.組織構造の長所・短所の把握
3.要員計画の作成
4.人的資源管理に関する知識
5.リーダーシップの基本と原則
6.コーチング、メンタリングの意義と方法
7.ナレッジマネジメント(知識管理・情報
の共有化)